山形 俊男 / Toshio Yamagata
海洋研究開発機構上席研究員。第42 代東京大学理学系研究科長・理学部長、東京大学名誉教授、フランス海洋アカデミー外国人会員。1980 年代にエルニーニョ現象の数理モデルを初めて提唱、その後、大循環モデルを用いた海洋変動予測システム、気候変動予測システムの開発と実用化を主導。1999 年に世界各地で異常気象を起こすインド洋ダイポールモード現象を発見。海洋学と気候学における一連の業績で、米国気象学会Sverdrup Gold Medal、国際海洋物理科学協会Prince Albert I 世メダルや紫綬褒章など、国内外の賞を多数受賞。最近は “エルニーニョモドキ”と名づけた気候変動現象の研究を提唱するなど、国際的に活躍している。