第31回日伯フォーラム&京都大学大学院総合生存学館 国際研究フォーラム「ポストコロナ時代のルーラ新政権-その対中・対アマゾン政策」を10月22日(日)に開催します。
【開催趣旨】
コロナ禍から4年目に突入した2023年ですが、世界はコロナとともに活動する方針を選択し、国を超えての人材交流が再び始まってまいりました。世界中に学生を派遣しようとすると、コロナ前の状況と一変し、安い円と高騰した宿泊費がのしかかります。一方で世界中の人材交流はますます盛んになっております。今回は、国際関係論・ブラジル政治を専門とする東京外国語大学の舛方氏を講師に招き、さらに国際開発事業において活躍されてこられた京都大学牧野氏、ラテンアメリカ政治の第一人者の村上氏らとのディスカッションを通じて、ブラジルの政治の今とこれからについて議論してみます。
【プログラム】
13:00-13:05 挨拶
山敷庸亮 京都大学大学院総合生存学館教授
13:05-14:15 講演「ポストコロナ時代のルーラ新政権-その対中・対アマゾン政策」
舛方周一郎 東京外国語大学 講師
14:30-15:30 ディスカッション
<コーディネーター>山敷庸亮 京都大学大学院総合生存学館教授
<ディスカッサント>
Andrea Urshima 京都精華大学 研究員
牧野耕司 京都大学大学院総合生存学館特定教授
村上 勇介 京都大学東南アジア研究研究所教授
【申込方法】
以下のリンクから申し込みお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeBDHvUub8F05BWt8Hfpbsn3IbGDPoDYRdf2BMNP4g90iXpPQ/viewform
ズームアドレスをお送りします。
【講師紹介】
舛方周一郎 東京外国語大学東京外国語大学世界言語社会教育センター講師
1983年2月20日群馬県高崎市生まれ。2007年上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業、2018年同大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程修了、博士号(国際関係論)を取得。その間、サンパウロ大学国際関係研究所(IRI-USP)客員研究員、神田外語大学専任講師などを経て、2020年4月より現職。理事職:現在、日本ラテンアメリカ学会理事、ラテン・アメリカ政経学会理事 専門は国際関係論・現代ブラジル政治 主な著書:「つながりと選択の環境政治学-『グローバル・ガバナンス』の時代におけるブラジル気候変動政策」(晃洋書房、2022年)、「世界の中のラテンアメリカ政治」(東京外国語大学出版会、2023年)
山敷庸亮 京都大学大学院総合生存学館教授、かけ橋の会副代表(フォーラム担当)
京都大学工学部卒、京都大学博士(工学)。日本ブラジル交流協会を通じてサンパウロ大学で研修(1991)、その後サンパウロ大学工科大学院にて修士号を取得(1994)。東京大学理学部講師(非常勤)、日本大学理工学部講師・准教授、京都大学防災研究所准教授などを経て現職。サンパウロ大学客員教授(2010)。ブラジルの洪水・土砂災害に関する研究調査、福島第一原発事故の影響を受けた河川調査などを行う。2018年3月、ブラジリアで開催の「世界水フォーラム」に参加。現在は京都大学で留学生たちとの共同研究に励む。
アンドレア・フロレス・ウルシマ 京都精華大学・特任講師
サンパウロ市生まれ。サンパウロ大学建築都市計画学部卒。国費留学生として来日、京都大学大学院人間環境学研究科で博士後期課程終了。京都大学の研究員・助教などを得て、現職。専門は都市地域環境学。著書に「都市の近代化と現代文化:日本・ブラジルの対話」(編)などがある。
【ディスカッサント紹介】
牧野 耕司 京都大学大学院総合生存学館 特定教授
JICAや⽇本輸銀などの勤務を通じ30年以上、国際協⼒に従事。うち、緒⽅貞⼦平和開発研究所副所⻑、経済開発部⻑、アフリカの事務所⻑などを歴任。研究分野は、国際開発、⼈間の安全保障、SDGs、開発経済学など。総合生存学館で、国際開発研究会を主宰。
村上 勇介 東南アジア地域研究研究所 グローバル生存基盤研究部門 教授
東京外国語大学・筑波大学大学院修了。筑波大学博士(政治学、2011年)。日本ラテンアメリカ学会理事長(2022~24年)。1970年代後半からの「民主化」以降のラテンアメリカにおける政治体制とその変動について、従来の研究では出発点として注目されることがなかったペルーの事例を機軸として新たな比較分析を提示することを目標に、マクロとミクロの両面から、現地調査に基づく研究を実施している。近年の業績として、América Latina en la encrucijada: coyunturas cíclicas y cambios políticos recientes (2010-2020) (coed. con Enrique Peruzzotti, Universidad Veracruzana, 2021) がある。
【日本ブラジルかけ橋の会について】
日本ブラジルかけ橋の会は、ブラジルで留学研修したOB・OGを中心とする任意団体です。日伯フォーラムは、ブラジルの最新事情を様々な分野で活躍する人々から学び、日伯関係を考える場です。2011年2月からこれまで、以下のようなテーマで開催してきました。
第1回 「気候・社会変動とブラジル ~ブラジルの気象水象災害と社会経済発展状況~」
第2回 「東日本大震災とブラジル ~震災後の日伯交流を考える~」
第3回 「ニッポンのKOBAN、ラテンアメリカへ ~ブラジルの治安と日本の貢献~」
第4回 「リオ+20 地球サミットを迎えて ~「国連持続可能な開発会議」の見方~」
第5回 「日本とブラジルの姉妹都市交流を考えるin名取」
第6回 「日本とブラジルをつなぐ人材育成」
第7回 「アマゾンの大洪水とアグロフォレストリー」
第8回 「ブラジルの人生哲学『ジェイチーニョ』の秘密」
第9回 「言葉・文化・音楽と日伯交流」
第10回 「多文化共生と日伯交流」
第11回 「日伯交流120周年記念日伯フォーラム グローバル人材の育成と国際交流」
第12回 「リオオリンピック前年に四国でスポーツを語る」
第13回 「ニュースの見方タテヨコナナメ」
第14回 「日本におけるブラジル人の教育と未来」
第15回 「リオデジャネイロの魅力と可能性を語る」
第16回 「RIOからTOKYOへ ―スポーツを通じた日伯交流の可能性―」
第17回 「日伯かけ橋の会の今後の展望を考える」
第18回 「ブラジルの都市・環境災害とその解決方法について」
第19回 「ブラジル移民110周年記念・これからの日伯交流を語る」
第20回 「ブラジルへの支援 過去・現在・未来」
第21回 「姉妹都市交流 今・昔」
第22回 「アマゾンと都市」
第23回 「アマゾンの森と先住民族のいま・未来&グアララペスのお話 vol.2」
第24回 「コロナ時代の日伯交流のカタチ(その1) 」
第25回 「コロナ時代の日伯交流のカタチ(その2)アマゾンの魅力の発信方法」
第26回 「コロナ時代の日伯交流のカタチ(その3)離れたままでの教育と交流」
第27回 「コロナ禍の日伯関係」
第28回 「新たな日伯交流の始動」
第29回 「コロナ禍のブラジル情勢を知り今後の日伯人材育成と交流のあり方を模索する」
第30回 「コロナ以降の日伯の人材育成と学生交流のあり方を模索する」