第34回
日伯フォーラム&ブラジルの政治、教育、文化交流のいまとむかし
主催: 京都大学大学院総合生存学館 環境災害研究会日本ブラジルかけはしの会
共催: 日本ブラジルかけはしの会
日時: 2025年2月22日(土曜日) 13:00-17:00 (日本時間)
会場: JICA地球ひろば(新宿区市谷本村町10-5JICA市ヶ谷ビル内) およびズーム
定員: 40名(先着) 参加費: 無料
申込方法:
以下のリンクから申し込みお願いします。
https://forms.gle/41qibTgADUHak1Dd9
オンライン参加の方、ズームアドレスはフォームに記載されています。。
13:00-13:05 挨拶
13:05-14:05 講演「ブラジルとの付き合い方 政治の視点から 」
舛方周一郎 東京外国語大学 准教授
14:10-14:40 講演「日本での学び」
Marcelo Savassi 京都大学大学院総合生存学館博士後期課程 ピアノ教師
14:45-15:45 講演「ブラジルとの付き合い方 文化の視点から」
石川 智 パーカッショニスト
15:50-16:50 ディスカッション
【コーディネーター】
山敷庸亮 京都大学大学院総合生存学館教授
日本とブラジルの若者たちの「文化交流」のあり方とは
コロナ禍がちょうど5年前となった2025年ですが、世界はコロナや他の疾病とともに活動する方針を選択し、国を超えての人材交流が再び始まってまいりました。世界中に学生を派遣しようとすると、コロナ前の状況と一変し、安い円と高騰した宿泊費がのしかかります。昨年G20の開催が行われたブラジルは、我々日本の若者たちにとって今まで通り魅力的なのでしょうか?今回は、国際関係論・ブラジル政治を専門とする東京外国語大学の舛方氏とラテンアメリカ音楽界で大活躍されているパーカッショニストの石川 智氏をお招きして、日本とブラジルの若者たちの「文化交流」のあり方について議論いたします。
講師紹介
舛方周一郎(SHUICHIRO MASUKATA)
東京外国語大学院総合国際学研究院准教授
1983年2月20日群馬県高崎市生まれ。2007年上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業、2018年同大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程修了、博士号(国際関係論)を取得。その間、サンパウロ大学国際関係研究所(IRI-USP)客員研究員、神田外語大学専任講師などを経て、2024年4月より現職。理事職:現在、ラテン・アメリカ政経学会理事 専門は国際関係論・現代ブラジル政治 主な著書:「つながりと選択の環境政治学-『グローバル・ガバナンス』の時代におけるブラジル気候変動政策」(晃洋書房、2022年)、「世界の中のラテンアメリカ政治」(東京外国 語大学出版会、2023年)
石川 智(SATOSHI ISHIKAWA)
1967年東京生まれ。東京芸術大学美術学部卒。 兄の影響で9歳から小学校の音楽部でパーカッションを始める。中学、高校時代はロックバンドで都内の様々なライブハウスに出演し始める。大学在学中にラテン音楽に目覚め、ブラジルに興味を持つ。浅草サンバカーニバル最古参の学生サンバ連合に参加。複数の大学サークルを束ねるリーダーを務める。伝説の11期候補生。1992〜96年まで間毎年2〜3月はリオ・デ・ジャネイロで過ごす。その間本格的にプロとしての活動開始。ブラジル音楽をメインにジャズ、ポップス等あらゆるジャンルのレコーディング、セッション。また小野リサや葉加瀬太郎、オレンジ・ペコー等のサポートミュージシャンとして活躍。2002年ボサノバの巨匠小野リサと結婚するも2012年離婚。以降、それぞれ独立した音楽活動を続けている。
Marcelo Kakimoto
京都大学大学院総合生存学館(思修館)博士課程に在籍しているピアノ教師。2016年にサンパウロ大学(USP)コミュニケーション・芸術学部(ECA)で音楽を学び卒業し、2019年までサンパウロで音楽教師として活動し、2019年より京都大学。現在、京都において高齢者向けのピアノ教育プロジェクトを統括するとともに、健康的な老化に焦点を当てた学術研究を並行して進めている。博士課程では、科学的成果の創出に、マルセロはデンマークのオーフス大学およびフィリピンのルソン中央州立大学で客員研究者としても活動しており、フィリピンではメラニー・トレンティーノ教授と協力し、ヌエバ・エシハ州における健康的な老化の推進とエイジズムの撲滅を目指す学際的なプロジェクトに参加している。
山敷庸亮(Yosuke Alexandre Yamashiki)
(京都大学大学院総合生存学館教授かけ橋の会副代表(フォーラム担当))
京都大学工学部卒、京都大学博士(工学)。日本ブラジル交流協会を通じてサンパウロ大学で研修(1991)、その後サンパウロ大学工科大学院にて修士号を取得(1994)。東京大学理学部講師(非常勤)、日本大学理工学部講師・准教授、京都大学防災研究所准教授などを経て現職。サンパウロ大学客員教授(2010)。ブラジルの洪水・土砂災害に関する研究調査、福島第一原発事故の影響を受けた河川調査などを行う。2018年3月、ブラジリアで開催の「世界水フォーラム」に参加。現在は京都大学で留学生たちとの共同研究に励む。
日本ブラジルかけ橋の会は、ブラジルで留学研修したOB・OGを中心とする任意団体で、日伯フォーラムは、ブラジルの最新事情を様々な分野で活躍する人々から学び、日伯関係を考える場です。
2011年2月からこれまで、以下のようなテーマで開催してきました。
第1回 「気候・社会変動とブラジル ~ブラジルの気象水象災害と社会経済発展状況~」
第2回 「東日本大震災とブラジル ~震災後の日伯交流を考える~」
第3回 「ニッポンのKOBAN、ラテンアメリカへ ~ブラジルの治安と日本の貢献~」
第4回 「リオ+20 地球サミットを迎えて ~「国連持続可能な開発会議」の見方~」
第5回 「日本とブラジルの姉妹都市交流を考えるin名取」
第6回 「日本とブラジルをつなぐ人材育成」
第7回 「アマゾンの大洪水とアグロフォレストリー」
第8回 「ブラジルの人生哲学『ジェイチーニョ』の秘密」
第9回 「言葉・文化・音楽と日伯交流」
第10回 「多文化共生と日伯交流」
第11回 「日伯交流120周年記念日伯フォーラム グローバル人材の育成と国際交流」
第12回 「リオオリンピック前年に四国でスポーツを語る」
第13回 「ニュースの見方タテヨコナナメ」
第14回 「日本におけるブラジル人の教育と未来」
第15回 「リオデジャネイロの魅力と可能性を語る」
第16回 「RIOからTOKYOへ ―スポーツを通じた日伯交流の可能性―」
第17回 「日伯かけ橋の会の今後の展望を考える」
第18回 「ブラジルの都市・環境災害とその解決方法について
第19回 「ブラジル移民110周年記念・これからの日伯交流を語る」
第20回 「ブラジルへの支援 過去・現在・未来」
第21回 「姉妹都市交流 今・昔」
第22回 「アマゾンと都市」
第23回 「アマゾンの森と先住民族のいま・未来&グアララペスのお話 vol.2」
第24回 「コロナ時代の日伯交流のカタチ(その1) 」
第25回 「コロナ時代の日伯交流のカタチ(その2)アマゾンの魅力の発信方法」
第26回 「コロナ時代の日伯交流のカタチ(その3)離れたままでの教育と交流」
第27回 「コロナ禍の日伯関係」
第28回 「新たな日伯交流の始動」
第29回 「コロナ禍のブラジル情勢を知り今後の日伯人材育成と交流のあり方を模索す
る」
第30回 「コロナ以降の日伯の人材育成と学生交流のあり方を模索する」
第31回 「ポストコロナ時代のルーラ新政権-その対中・対アマゾン政策」
第32回 「名取市とグアララぺス市の姉妹都市交流について」
第33回 「日本とブラジルでの人材教育の未来」