【開催趣旨】
コロナ禍から3年目に突入した2022年ですが、世界はコロナとともに活動する方針を選択し、国を超えての人材交流が再び始まってまいりました。ブラニチ同時に、航空需要が徐々にもどってまいりましたが、果たしていまブラジルに旅行するにはどのような手続きが必要でしょうか?第28回日伯フォーラムでは、ブラジルサンパウロ主席領事の小室氏と、南米専門旅行社アルファインテル取締役の千田氏を迎え、2022年の「ブラジル事情」について語っていただきます。
主催:日伯かけはしの会
共催・協力: 京都大学大学院総合生存学館 環境災害研究会
日時:2022年7月9日(土曜日)11:00~13:30(日本時間)
会場: zoom によるオンライン開催
定員: 50名(先着) 参加費: 無料
申し込み ここから申し込んでください。
11:00-11:40 講演1 「ポストコロナのブラジル情勢」
小室千帆 在サンパウロ総領事館 首席領事
11:50‐12:30 講演2 「ブラジルを「今」旅するには?」
千田 利貞 アルファインテル 株式会社 取締役
12:40-13:30 ディスカッション
コーディネーター
山敷庸亮 (京都大学大学院総合生存学館教授)
ディスカッサント
萩原八郎 (日本ブラジルかけ橋の会協同代表・四国大学教授)
アンドレア フロレス ウルシマ(京都精華大学 講師)
小室千帆(在サンパウロ総領事館 首席領事)
「東京外国語大学ポルトガル・ブラジル語学科在学中、「日本ブラジル青少年交流協会」を通じパラナ州クリチバ市にて一年間研修留学。89年より外務省に入省し、本省においては、中南米局で日本とブラジルの二国間関係に長年携わる一方、軍縮・不拡散関連の業務にも数多く従事。また2011年の日本・ブータン外交関係樹立25周年には、ブータン担当として、ブータン国王王妃両陛下の国賓訪問を手がけた。在外では、在リオデジャネイロ日本国総領事館広報文化センター、在オランダ日本国大使館における化学兵器禁止機関日本代表団としての勤務を経て、2018年からは在ポルトガル大使館で次席参事官を務め、2021年7月から在サンパウロ日本国総領事館において首席領事を務める。」
千田 利貞(株式会社アルファインテル 取締役)
三重県出身。成城大学文芸学部卒。1979年より父親の赴任に伴いブラジルバイーア州サルバドール市にて幼少期を過ごす。1995年に日伯15期生としてロンドリーナ大学でブラジル音楽をテーマに研修。帰国後、打楽器奏者としてブラジル音楽の演奏活動を開始し現在も続けている。
コロナ禍で1年以上海外旅行がストップしている中、南米専門の旅行会社アルファインテルでは日本に住むブラジル人、ペルー人などの生活路線と言われる一時帰国や帰国のための航空券を取り扱う。変異株やブラジルでの感染拡大の影響により、人の動きは再度激減しているが、航空会社の協力も得ながらマーケットでの生き残りを図っている。
アンドレア・フロレス・ウルシマ
(京都精華大学・特任講師)
サンパウロ市生まれ。サンパウロ大学建築都市計画学部卒。国費留学生として来日、京都大学大学院人間環境学研究科で博士後期課程終了。京都大学の研究員・助教などを得て、現職。専門は都市地域環境学。著書に「都市の近代化と現代文化:日本・ブラジルの対話」(編)などがある。
萩原八郎 (Hachiro Hagiwara )
(四国大学教授/日本ブラジルかけ橋の共同代表 )
東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。日伯7期生としてサンパウロ大学で研修。立正大学大学院文学研究科認定退学。外務省在ブラジル日本大使館専門調査員などを経て、現職。専門は都市地理学とラテン アメリカ地域研究。著書に「ブラジルの都市問題―貧困と格差を超えて」 (編)などがある。
山敷庸亮(Yosuke Alexandre Yamashiki)
(京都大学大学院総合生存学館教授
かけ橋の会副代表(フォーラム担当) )
京都大学工学部卒、京都大学博士(工学)。日本ブラジル交流協会を通じてサンパウロ大学で研修(1991)、その後サンパウロ大学工科大学院にて修士号を取得(1994)。東京大学理学部講師(非常勤)、日本大学理工学部講師・准教授、京都大学防災研究所准教授などを経て現職。サンパウロ大学客員教授(2010)。ブラジルの洪水・土砂災害に関する研究調査、福島第一原発事故の影響を受けた河川調査などを行う。2018年3月、ブラジリアで開催の「世界水フォーラム」に参加。現在は京都大学で留学生たちとの共同研究に励む。