環境災害研究会 平成28年度第二回公開シンポジウム
「ハビタブルな水惑星 地球 そして 第二の地球を探して
—系外惑星データベース ExoKyotoについて」
主催 総合生存学館 環境災害研究会
共催 宇宙総合学研究ユニット 宇宙生物学研究会
参加費用:無料
日 時:2016年6月24日 13:00−17:00
場 所:京都大学東一条館 大会議室(113) https://www.gsais.kyoto-u.ac.jp/access
参加申込:事前にメイルでタイトルに<第二回環境災害研究会シンポジウム参加>と入れて、氏名・所属(できれば連絡先も)をお書きの上以下まで申し込んでください。
申込み先:e-mail envhazards (at)gsais.kyoto-u.ac.jp
(京都大学大学院総合生存学館(思修館) 環境災害研究会宛)
趣旨
太陽系においては唯一表面に液体の水を有する惑星地球。太陽系内には他に、内部に海を有するであろう木星の衛星エウロパや、過去に海があったと考えられる火星や金星などが、「ハビタブル」であった可能性があります。
さて、このような「生存可能な」惑星は、宇宙で地球だけなのでしょうか?1995年にスイス人天文学者ミシェルマイヨールが初めての系外惑星を発見してのち、すでに3000個以上の惑星が「発見」されました。その中には、「第二の地球*」「地球のいとこ**」といわれる惑星もあります。また、NASAが2016年5月にKeplerにより存在が確定された惑星を1284個発表しました。
また、生命を育む地球はなぜ「ハビタブル」な惑星と言えるのでしょうか?液体の海の存在と同時に、他の惑星にはない大きな特徴があります。それは自らのサイズに比して非常に大きな「月」。では、その月がどのようにして形成されたのでしょうか?
本シンポジウムにおいては、総合生存学館を中心に開発された、ハビタブルな惑星があるかを判定可能な系外惑星データベース「ExoKyoto」を紹介し、様々な「生存可能」な系外惑星を紹介します。さらにジャイアント・インパクト説による月生成メカニズムをスーパーコンピューター京(Kei)で解析した結果を紹介し、数値計算技術を地球上の様々な災害予測に用いる技術を紹介します。
*Kepler-186f **Kepler-452b
プログラム
13:00−13:10
開会挨拶
*川井秀一 京都大学大学院総合生存学館長(調整中)
13:10−13:45
系外惑星の発見 〜宇宙にあふれる「地球たち」〜
佐々木貴教 京都大学理学研究科宇宙物理学教室 助教
13:45−14:20
太陽系外惑星データベース [ExoKyoto]の製作と応用
山敷庸亮 京都大学大学院総合生存学館 教授
14:20−14:30 休息
14:30−15:05
スーパーコンピューター京 (Kei) を用いた天体衝突による月生成メカニズムの再現と、地球上での土砂災害への応用
細野七月 京都大学大学院総合生存学館 特任助教
15:05−15:40
「古代災害と現代史—紀元前1千年紀の寒冷化に何が起こったのか?
-天文、気象、人口考古学、文献史料から-」
泉 拓良 京都大学大学院総合生存学館 教授
15:50−16:50
パネルディスカッション
コーディネーター コメンテーター 磯部洋明 京都大学大学院総合生存学館 准教授
16:50−17:00
閉会挨拶 家森俊彦 宇宙総合学研究ユニット長
京都大学理学研究科教授