コロナ禍が長引き、いまだ日本とブラジルの間で人的交流再開の見通しが立たない状態が続いています。そのような状況下、日伯交流の一翼を担う旅行業者や、新型コロナの感染拡大が著しいサンパウロ、教育現場からのリアルな声に耳を傾け、持続可能な日伯交流について考えます。
主催 日伯かけ橋の会
プログラム
9:30-9:40 趣旨説明 山敷庸亮 京都大学大学院総合生存学館 教授 環境災害研究会代表 (日本ブラジルかけ橋の会 副代表)
9:40-10:10 講演1.旅行業の立場からコロナ禍の日伯交流を模索する
千田 利貞 株式会社アルファインテル 取締役
10:10-10:40 講演2.コロナ禍での日伯交流・離れた状況での研究遂行
João Pestana 京都大学大学院総合生存学館 大学院生 (リオデジャネイロ連邦大学卒業・国費留学生)
10:40-11:10 講演3 .コロナ禍での日伯交流・サンパウロのいま
淀 貴彦 ニッケイ新聞日系社会面記者
11:10-12:00 パネルディスカッション
パネラー 藤村哲(日本ブラジルかけ橋の会共同代表)
瀧藤千恵美(日本ブラジルかけ橋の会副代表)
コーディネーター 山敷庸亮
12:00-
閉会挨拶 藤村哲(日本ブラジルかけ橋の会共同代表)
[申し込み] 氏名・所属を記入し下記アドレスまでメールでお申し込み下さい。ZOOM 参加希望の場合
はその旨をメールにご記載ください。追って ZOOM アドレスをお送りします。
申し込みアドレス ts_kakehashi@yahoo.co.jp
講師プロフィール
千田 利貞(Toshisada Senda)
(株式会社アルファインテル 取締役)
三重県出身。成城大学文芸学部卒。
1979年より父親の赴任に伴いブラジルバイーア州サルバドール市にて幼少期を過ごす。1995年に日伯15期生としてロンドリーナ大学でブラジル音楽をテーマに研修。帰国後、打楽器奏者としてブラジル音楽の演奏活動を開始し現在も続けている。
コロナ禍で1年以上海外旅行がストップしている中、南米専門の旅行会社アルファインテルでは日本に住むブラジル人、ペルー人などの生活路線と言われる一時帰国や帰国のための航空券を取り扱う。変異株やブラジルでの感染拡大の影響により、人の動きは再度激減しているが、航空会社の協力も得ながらマーケットでの生き残りを図っている。
淀 貴彦 (Takahiko Yodo)
(ニッケイ新聞日系社会面記者 )
1991年大阪府大阪市生まれ、摂南大学法学部卒。在学中にブラジルに興味をもち、卒業後にブラジル日本交流協会15期生としてサンパウロ市のヤクルト営業部で研修。帰国後、ブラジルへの再渡航を目標としつつ、東京都内の専門商社で3年間勤務(営業職)。ブラジルで発行されている「ニッケイ新聞」の記者募集を知り、昨年3月に渡伯して現在に至る。主に日系社会を取材対象とする。サンパウロ市リベルダージに居住し、極真空手の経験を活かしつつブラジリアン柔術の稽古にも励んでいる。
ジョアン・パスタナ(João Pastana)
(京都大学大学院総合生存学館博士前期課程・リオデジャネイロ連邦大学卒業 国費留学生)
João Pestana is a 1st year student at the Graduate School of Advanced Integrated Studies in Human Survivability (GSAIS), Kyoto University. Graduated as an Architect and Urban Planning from the Federal University of Rio de Janeiro, his current research focus on the issues of Environmental Injustices deriving from the lack of appropriate policies dealing with living environments vulnerable to natural disasters, like informal settlements and slums in segregation contexts like Brazilian metropolises.
Having worked as an intern in restoration and conservation of historical buildings and monuments in the city of Rio de Janeiro and researched and worked on the transformations caused by ICT technological advancements to the architectural environment as his Undergraduate Project, his passion is discuss and propose solutions to contemporary issues using technology as an empowering and emancipatory tool to society.
パネリスト
瀧藤千恵美(Chiemi TAKITO)
〈大学非常勤講師〉
愛知県一宮市出身。幼少期にミナスジェライス州ベロオリゾンテ市に住んでいたことからブラジルに興味を持つ。大学在学中に日本ブラジル交流協会18期生として、アマゾナス州マナウス市のアマゾナス日系商工会議所で研修。名古屋大学経済学部卒、名古屋大学大学院国際言語文化研究科修了。現在は東海地方の大学で非常勤講師。またカポエイラやアマゾンのダンス「ボイブンバ」にいそしむ。
藤村哲 (Tetsu Fujimura)
(体験創庫かけはし代表)
慶應義塾大学在学中に日本ブラジル交流協会19期生として、ブラジルサンパウロ州ポンペイア市にある西村俊二技術財団で研修。帰国し卒業後は一般企業で働いたのち、NPO法人自然体験活動推進 協議会で職員になる。現在は体験創庫かけはしの屋号で、自然体験・環境教育・地域活動支援・農業分野などの事業を手掛けている。そのかたわら日伯かけ橋の会共同代表として、会が企画・運営する日伯のかけ橋になるイベントに携わっている。
山敷庸亮(Yosuke Alexandre Yamashiki)
(京都大学大学院総合生存学館 教授 環境災害研究会代表)
滋賀県大津市出身。京都大学工学部、サンパウロ大学修士課程、京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了・博士(工学)。NPO, UNEP-IETC,日本大学講師・准教授、京都大学防災研究所准教授、サンパウロ大学客員教授などを経て現職。UNEP勤務時代より、ラ・プラタ川流域のネットワーク構築を主体的に行なっていたが、原発事故をきっかけに福島周辺の河川調査を行う。現在は宇宙人材育成教育プログラムにも携わり、宇宙飛行士らとともにアリゾナ大学でのBiosphere 2での研修プログラムを主催。日伯11期生としてサンパウロ大学で研修。